校長室より
開校20周年を迎える伊藤学園
校長 野口 大和
伊藤学園の校長となり4年目を迎えることができました。確かな学力の定着やいじめを許さない心豊かな人間関係の構築など、これまでの伊藤学園のよさを伝統として引き継ぎながら、伊藤学園オリジナルの探究活動「いとたん」による探究的な見方・考え方の育成、子どもたち主体の授業スタイル、学校生活ルールの見直し、生徒会・委員会などの自治活動の充実などを通して、これからの社会に必要な「自律した深い学び」ができる子どもの育成を進めています。「変化なくして前進なし」の経営理念に基づいて4年目の学校改革に取り組んでまいります。
大正12年に創立した原小学校と昭和22年に創立した伊藤中学校から、平成19年4月に施設一体型小中一貫校として伊藤学園が開校しました。その後法改正に伴い、平成28年4月に小学校、中学校の区別をなくして義務教育期間を一貫したカリキュラムで学ぶ義務教育学校として再スタートし、開校20年目を迎えます。開校20周年の伊藤学園では、子どもたちが考案し選出したオリジナルキャラクターが校内の各所に掲示されています。また、伊藤学園を象徴する語句を子どもたちが提案し取り入れた「学園歌」を作曲中です。令和8年11月28日(土)に創立20周年記念式典を、1学年から9学年全員の子どもたちを主体として、挙行します。お祝い、おもてなしの一年にしたいと思います。
伊藤学園の周りは、多くの住宅街が広がり、大小さまざまな公園があるため、緑豊かなた大変静かな環境となっています。また、小さな町工場や老舗のお店などがあり、人情の溢れる地域となっています。品川の中でも住みやすく、子育てのしやすい街として人気があります。初代内閣総理大臣伊藤博文は、晩年この地域に別邸を建てました。周囲を散策し、高台から富士山を眺めるのを好んだと伝えられています。墓所もこの近く西大井に置かれました。彼に因み、旧町名の大井伊藤町をはじめ、区立学校に「伊藤」の名が付けられています。
開校以来、「艱難辛苦に挑む気迫あふれる少年少女だけがこの門をくぐることができる」と謳われた正門(伊藤門)があり、入学式と卒業式だけ開門されて通ることができます。この門は昭和25年に伊藤博文公宅から門柱と門扉を譲り受けたものです。また、地下2階、地上5階建ての校舎、2つのアリーナや開閉ドーム式プール等の施設があり、子供たちにとって大変恵まれた施設となっています。
伊藤学園は、「自学求道、切磋琢磨、至誠一貫」を教育目標とし、自律した力を身に付けた、他者を尊重し、社会や地域に貢献できる人材(区民)を育成することをミッションとしています。これまでの伊藤学園の伝統を受け継ぎながら、生徒一人一人に焦点を当てた、新しい時代の新しい学校をめざします。今後とも地域との「絆」を大事にし、「地域の誇りです」と言っていただける学校づくりをさらに進めてまいります。これからの伊藤学園に、一層のご理解とご協力を、よろしくお願い申し上げます。
令和8年4月1日
※子どもたちが考案した、伊藤学園20周年記念オリジナルキャラクターたちです。

更新日:2026年04月01日 10:09:57